「腎臓」の強化法 東洋医学

「腎臓」の強化法 東洋医学 | 町田の鍼灸院 東洋医学専門
腎脾の薬はない。休ませるだけ。
https://youtu.be/QMYnB0kC8U0より~

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糖尿病と筋肉の異常

糖尿病と筋肉の異常


 糖尿病で血糖のコントロールが悪いと筋肉が萎縮してくることがあります。 この現象は19世紀頃より知られていましたが一般の人にはあまり知られていません。 その理由は頻度が比較的低く、直接生命に関わるようなこともあまりないからかもしれません。 しかし、筋萎縮がある場合は糖尿病性網膜症や、腎症などを合併していることが多いので 油断はできません。

では、どこの筋肉が萎縮するのでしょうか。 一番多いのは太股の筋肉です。 特に太股の後ろ側の筋肉が萎縮することが多いようです。 この筋肉が弱るとしゃがんだ状態から立ち上がることが難しくなります。 和式のトイレでパイプなどにつかまらないとうまく立ち上がれない時は要注意です。 そのほかにも、背中の筋肉、おなかの筋肉、手の人差し指と親指の間の付け根にある筋肉などが 萎縮します。 左右同じように萎縮する場合と片側だけ萎縮する場合があります。  また、昔は筋肉が萎縮して筋肉の力が落ちるだけで知覚に異常はでないと言われていましたが、 最近では知覚の異常も高頻度にみられるということがわかっています。
では、どのような人が筋萎縮を起こしやすいのでしょうか。 一つは最初にも書いたように血糖コントロールの悪い時に起こります。 あと、高齢者でも頻度が高いようです。また、男性に多いという報告があります。
では、なぜこのような筋肉の萎縮が起こるのでしょうか。 まだ、完全に研究者の意見が一致しているわけではないのですが、 神経障害がその主な原因であろうと言われています。 筋肉に命令を送る神経が障害されると、筋肉自身も障害を受け萎縮してきます。
治療は血糖のコントロールにつきます。血糖が改善すると比較的早期に筋萎縮が回復してきます。  血糖のコントロールが悪いといろいろ都合の悪いことが起こってくるものですね。


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糖尿病性筋萎縮症とビタミンの機序

     東邦大学医学部大橋病院臨床検査医学 橋詰直孝教授


 糖尿病性筋萎縮症 症例:31歳 男性 工員

 

主訴:両下肢の脱力

大酒家で13年前に急性膵炎、6年前に腸閉塞手術。その時に糖尿病が指摘されたが放置していた。1年前から体重減少、両下肢脱力が出現、両下肢近位筋および臀筋が萎縮。しゃがむと立つことができなくなり、両下肢のしびれ感が出現すると腓腹筋に激痛がでた。激痛による睡眠障害で入院した。入院時には、増殖性網膜炎があり、上肢近位筋、下肢遠位筋は軽度の筋萎縮、腰臀部、下肢近位筋に高度の筋萎縮を認めた。下肢の温痛覚鈍麻と振動覚の消失、腱反射の消失を認めたが病的反射はなかった。

入院後は、インスリン療法を施行。自立歩行できず、下肢疼痛も強いが徐々に改善し、2カ月後に立ち上がりが可能に、3カ月後には自立歩行が可能となった。

症例は糖尿病性筋萎縮症という高度な神経障害で、筋萎縮性側索硬化症に似ているが、側索硬化症は治らない疾患である。糖尿病によるものは血糖をコントロールすることで治る。本症例は、アルコールによる神経障害の合併を否定できない。

糖尿病性神経症のない群と、ある群で、神経性ビタミンのビタミンB1、B6、B12の潜在性欠乏状態について検討した。その結果、神経症を有する群では血中B1濃度の有意な低下と潜在性のB1欠乏状態を69%と高率に認め、TPP効果も同様の傾向を示した。しかし、B6、B12に有意差はなし。このことからB1欠乏状態が糖尿病性神経症を修飾する可能性が考えられる。

 動脈硬化症

糖尿病患者のなかで、血管障害がないものと、あるものに分け、潜在性ビタミン欠乏症について検討した。その結果、ビタミンC潜在性欠乏状態が32%と有意差があった。ビタミンと動脈硬化に関する脂質代謝の検討では、血漿ビタミンC濃度0.7mg/dl以上であると、血清総コレステロールが低下傾向を示し、血清HDLコレステロールは血漿C濃度とともに上昇傾向、HDL コレステロールの比は血漿C濃度とともに下降傾向を示した。血清総コレステロール220mg/dl以上の発現率は、血漿ビタミンC0.4mg/dl以下で62.2%、同0.7mg/dl以上で36.4%、LDL コレステロール150mg以上の発現率はそれぞれ50.0%、35.3%、19.2%で、血漿ビタミンC濃度が高いほど低下していた。脂質代謝とHDL-ビタミンEとの検討は、HDL-E0.3mg/dl以上群に比して血糖トリグリセリド値が有意に低下。潜在性ビタミンC、E欠乏状態は動脈硬化を促進する可能性がある。

 細小血管症

急速な血糖是正、低血糖が網膜症を発症、進展させることが知られている。詳細なメカニズムは明らかではないが、急激な血糖コントロールでカテコールアミンが分泌され、血管収縮を惹起し、網膜毛細血管は血管圧内が高まり破綻しやすくなるという説がある。血小板をはじめ血液の凝固促進により、網膜の虚血が起こるであろうと言われている。一方、アスコルビン酸(AsA)はカテコールアミンの合成に関与しているが、大量のAsAはカテコールアミンを抑制する可能性がある。そこで、血糖コントロールの悪い患者にAsAを投与し、インスリンを用いて1カ月の血糖是正を行い、網膜症の発症・進展を観察した。入院患者5名の女性(24~80歳、平均60歳)、入院時の空腹時血糖は256~520mg/dlでHbA1cは8.2~12.5%。入院後インスリンを使用し、血糖測定の結果によって4~8単位増減した。眼底所見は網膜症のないものが1名、他は単純性網膜症だった。そのうち1名に小出血。退院後1カ月毎に眼科医を受診し、経過を観察する。

血小板凝集能の分子マーカーであるβ-トロンボグロブリン(β-TG)、血小板第4因子(PF 4)、トロンボキサンB2(TXB2)をインスリン開始1週間目に測定し、AsA2000mg経口投与、4週間後にマーカーを検索した。その結果、入院時の血糖値371.6±103.3mg/dlで、インスリン治療1週間目は292±67.6mg/dlで有意差はないが、4週間後は122.8±4.1mg/dlと有意な低下が認められた。12週目は113.2±6.4mg/dl、24週目は108.8±8.9mg/dl。HbA1cは入院時10.4±1.9%、4週目7.1±0.2%で有意に低下。12週目6.2±0.5%、24週目5.8±0.1%となった。インスリン治療開始後の1週目のβ-TGは47.4±23.5mg/dl、PF4は7.2±3.5ng/ml、TXB2は33.6±8.4pg/mlで、いずれも基準値範囲より高値だった。これは血糖低下で血小板凝集能が亢進しているものと考えられる。AsA2000mg投与によって4週目のβ-TG、PF4、TXB 2はいずれも有意差をもって低下し、正常化した。さらに眼底検査でも網膜症の増悪は認められず、小出血の症例でも出血が消失した。

以上のことからビタミンCが何らかの機序で血小板凝集能亢進を抑制し、急激な血糖改善に伴う網膜症進展防止になる可能性が示唆された。

(Medical Nutrition 27号より)

筋肉萎縮と電解質異常の関係

http://karada-no-itami.com/ashigatsuru/komurataisyoyobou.html より~

原因① 筋肉疲労

まずは「筋肉疲労」とミネラルがどのように関わるのかをみてみましょう。
 
一般的につりやすい「ふくらはぎの筋肉」や「足の裏の筋肉」は、
 
「歩く・走る・跳ぶ・しゃがむ・立ち上がる」
 
など、足を使った運動をする時に最もよく動く筋肉です。
 
その分、長時間の立ち仕事やスポーツ等で、最も疲労物質が溜まりやすい部分でもあります。
 
筋肉は使えば使うほど、その部分に疲労物質が溜まります
 
この疲労物質を筋肉から排除(代謝)していくのが、ナトリウムイオンカリウムイオンです。
 
しかし、運動を続けるなかで、ナトリウムイオンとカリウムイオンは消費され続けます
 
すると体内のイオン(電解質)が少なくなり、疲労物質が溜まってきます。
 
その結果、イオンバランスの崩れ(電解質異常と言います)が発生します
 
要は、水分量を調整することで筋肉をコントロールしている「イオン」が無くなってしまうことで、その筋肉は上手くコントロール出来なくなり、異常収縮や痙攣を起こすようになってしまいます
 
 
では、カルシウムやマグネシウムはどうか?
 
繰り返しになりますが、カルシウム(イオン)は筋肉細胞の収縮作用が非常に強いのです。
 
筋肉が使われ疲労物質が溜まると、カルシウムは疲労物質と共に放出されていきます。
 
私達は普段、食べ物から取り入れたカルシウムが身体の隅々に行き届いているのですが、99パーセントは骨に貯蔵されています。
 
そして運動によって筋肉細胞内のカルシウムが流れ出た場合、「カルシウム不足」となるため、骨から筋肉細胞へとカルシウムを取り入れようとします
 
しかしこの場合、いつもより多めにカルシウムを吸収しようとする※ため、マグネシウムのコントロールが効かず、多めにカルシウムイオンを取り込んでしまいます。
 
※1日1食にすると、胃腸が普段より栄養吸収を高めてしまうようなイメージです
 
 
その結果、収縮作用が強く出てしまい、筋肉の異常収縮が起こるのです。
 
実際、運動する人は最低摂取量(600mg)の1.5~2倍のカルシウム摂取が必要とされています。
 
ちなみにこのようにカルシウムイオンやマグネシウムイオンのバランスがおかしくなることも、電解質異常と言います。
 
 
なお余談ですが、ここで思い出して頂きたいのが「足のむくみ」です。
 
足のむくみは、「疲労物質の含まれた水分」が、「上手く代謝されずにふくらはぎに残った状態」であり、この場合も、電解質異常が起きていると言えます。
 
つまり、
 
筋肉疲労は「足のつり(異常収縮・痙攣)」の原因になる、
 
さらに、
 
疲労が溜まり浮腫みがある時も、もちろん電解質異常が起きているので、足がつりやすくなる
 
という事です。
 

ついでに!

浮腫みは水分代謝の異常と言われています。
 
解消法としては
 

  • カリウムを多く含む緑黄色野菜や海藻類を積極的に摂取する
  • 塩分の摂りすぎに注意する
  • ふくらはぎのストレッチを行う
  • ぬるめのお風呂にゆったりと浸かり代謝を上げる

 
などで解消できます。
 
立ち仕事などで浮腫やすく、それが原因でこむら返りを起こしてしまう人は日々、こうしたケアを心がけましょう。

原因② 血行不良

足は心臓から遠く、血流が悪くなりやすい部分でもあります。
 
血流が悪くなりやすいという理由もあり、「足は冷えやすい部分」でもあり、冷える事で血管が収縮し、さらに血行が悪くなりやすいです。
 
実は、筋肉を正常に動かす
 

  • カルシウムイオン
  • マグネシウムイオン
  • ナトリウムイオン
  • カリウムイオン

 
は、血液によって全身に巡らされるのです。
 
また、これらのイオンの働きを支えている「酵素」も、血液と共に全身に巡らされるのです。
 
そのため、
 
血流が悪くなってしまうと、これらのイオンや、それを支える酵素が全身に行き届かなくなり、電解質異常を起こしやすくなります。
 
したがって既述の通り、
 
足は特に血が行き届きにくくなるため、電解質異常による「足のつり」が起こりやすいのです
 
 

原因③ 水分不足

筋肉は、多くの細胞によって構成されているのですが、そこにはミネラルが存在します。
 
このミネラルは、筋肉を正常に動かす上で必須なのですが、熱中症や脱水症状などで、大量の汗をかいてしまうと、水分と一緒にこれらは失われてしまいます
 
また、カルシウムイオンやマグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンが維持出来たとしても、水分が足りていなければ細胞が維持できません。
 
水分、イオン不足は意外と陥りやすく、暑い場所に居なくとも、水分を取らなければ熱中症と同様の症状を起こしがちになります。
 
今までの説明からも分かると通り、脱水症や熱中症で水分・イオンが失われることで、電解質異常による足のつりが起こりやすくなります
 
 
 
 

原因④ ホルモンバランスの乱れ

過度のストレスを受けたときや、妊娠した場合などにホルモンバランスが乱れるというのは、よく聞く話だと思います。
 
このホルモンバランスの乱れというのは、自律神経を乱すことに繋がります。
 
そしてこの「自律神経の乱れ」も、イオンのバランスを崩す事に繋がるので、電解質異常による足のつりが起こりやすくなります。
 
なお、妊娠した場合はカルシウムの多くが赤ちゃんへと供給されてしまうため、多めに摂取しなければなりません。
 
赤ちゃんの分まで多めにカルシウムを取らなければ、骨粗そう症の赤ちゃんが生まれる可能性もあります。
 
 
ということで、少しゴチャゴチャしてきましたが、ミネラルと筋肉の関わりを説明しました。
 
 
ここで改めて説明しますが、「足つり用のサプリ」にもカルシウム・マグネシウムが含まれていることからも分かるように、ミネラルの中でも足つりと特に関係するのはカルシウムとマグネシウムです。
 
その理由は、
 

  • カルシウムは筋肉細胞に入り込むと収縮する作用がある
  • マグネシウムは、カルシウムが筋肉細胞に多く入り込んで極端に収縮しないようにする作用がある

 
からです。
 
ここで、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが筋肉とどう関係するのか、もっと深いところを説明したいところですが、アカデミックな話になりすぎるので止めておきます。
 
 
ただし、
 
「カルシウムとマグネシウムが一番関係しているのは分かりましたが、ナトリウムとカリウムの話はイマイチわかりません」
 
という声を頂いたため、「ナトリウムとカリウムがなぜ筋肉の収縮に作用するのか?」については、説明しましょう。
 
よっぽどマニアックな方以外は、これ以上はお読み頂かなくても問題ございません。
 
ここまでお読みいただきありがとうございます。
 
私と同じように、あなたの足つりが解消されますと幸いです。
 

参照ページ(実感度が高い順)

  1. 「こむらくだ」(実感度が高く、かつ値段が安い)
  2. 「コムラナイト」(実感度はそこそこ、値段はやや高い)

 
 

ナトリウムとカリウムがなぜ筋肉の収縮に作用する?

さて、マニアックなアナタにもう少しだけ深い説明をしましょう。
 
繰り返しになりますが、足つりの原因の多くはカルシウム・マグネシウム不足です。
 
しかし、細胞の水分量調整によって、間接的に筋肉を動かしている「ナトリウム・カリウム」についても、その関わりを説明しておきましょう。
 
 
まず、「筋肉」と「ナトリウムイオン・カリウムイオン」の2つの関連を説明するには、それぞれを簡単に知る必要があります。
 
したがって、
 

  • イオンの働き
  • 筋肉が動くしくみ

 
の2つに分けて説明しましょう。
 
 

 ナトリウムイオンとカリウムイオンのはたらきとは!?

筋肉を動かすには、「筋肉の細胞」がきちんと働く必要があります
 
細胞は風船のような形をしており、「細胞膜」という「膜」があります。
 
この膜の外側と内側に存在し、細胞の働きを支えているのが、
 

  • ナトリウムイオン
  • カリウムイオン

 
です。
 
以下の画像の「オレンジの線で囲まれた部分」が細胞であり、「オレンジの線」が細胞膜、そしてそのまわりにナトリウムイオン(Na+)とカリウムイオン(Ka+)があるのが分かると思います。
 

画像引用元:www.hikawa.takara-bune.net/
 

■余談!■
●ナトリウムイオン
⇒食塩を加水分解(水に溶かす)すると生じるイオン分子
●カリウムイオン
⇒海藻類や緑黄色野菜に多く含まれている成分

 
 

ナトリウムイオンの働き!

まずは、ナトリウムイオンの働きから簡単に説明します。
 
いきなりですが、「塩もみしたきゅうりの浅漬け」を思い出してみましょう。
 
塩もみすることで、きゅうり全体から水分が抜け、一昼夜寝かせることで更にしんなりとします。
 
これは塩の持つ「脱水作用」によるものですが、この「脱水作用」の中心的な役割を果たすのがナトリウムイオンです。
 
 

 カリウムイオンの働き!

次にカリウムイオンの働きについて説明します。
 
塩分を摂りすぎると、「高血圧症や動脈硬化になりやすい」というのはよく知られている話しですが、摂りすぎた塩分を効率よく排泄してくれるのがカリウムイオンの作用になります。
 
 

つまり!?

つまり、細胞膜の周りにナトリウムイオンと、カリウムイオンが存在した場合は、カリウムイオンが優位に働きます
 
※ナトリウムイオンによって脱水しすぎないように、カリウムイオンが脱水作用を止めようと働きます
 
 

筋肉が動く仕組みは!?

続いて「筋肉が動くしくみ」について、説明しましょう。
 
まず上でも少し触れましたが、
筋肉はたくさんの細胞が集まって出来ている組織です。
 
人の細胞は、風船のような構造をしており、外は細胞膜で覆ってあり、中は細胞液で満たされています。
 
(以下の画像では四角っぽく表現されております)

画像引用元:www.hikawa.takara-bune.net/
 
 
ここで着目すべきは、「細胞膜」の働きです。
 
「細胞膜」は、上記画像をご覧頂けるとわかる通り、細胞と毛細血管の境目となって、
 
血液から栄養素や酸素を取り込み、老廃物や二酸化炭素を血液中に戻す
 
フィルターのような役割を担っています。
 
つまり、
 
栄養素や老廃物などの成分のやり取りは「細胞膜」を介して行われている
 
ということがわかります。
 
しかし、「細胞膜」がきちんと機能するためには、ある物質の存在が不可欠となります。
 
それが「ナトリウムイオン」「カリウムイオン」の存在です。
 
では、ここでまた「細胞膜」に話しを戻します。
 
細胞が代謝をする時には、以下のような収縮活動を繰り返します。
 

  1. 細胞液内に溶けている老廃物を、水分ごと外に排出する
  2. 血液中(細胞の外)に溶けている栄養素や酸素を受け取り、元の姿に戻る

 
この時、細胞膜のすぐ内側と外側で働くのが、ナトリウムイオンカリウムイオンです。
 
排泄(老廃物を細胞の外に出す)時、細胞膜の外側では次のようなことが起こっています。
 

  1. ナトリウムイオンの脱水作用により、老廃物ごと細胞内の水分が外に出される。
  2. 老廃物が排泄しきったタイミングでカリウムイオンが作用して脱水作用を止める。

 
逆に血液側から栄養素と酸素を受け取る時には、細胞膜の内側で上記と同じ反応が繰り返されます。
 
こうしてナトリウムイオンとカリウムイオンの相互作用によって、細胞は伸縮を繰り返し、代謝活動を営んでいるのです。
 
 
ここで思い出して欲しいのが
 
筋肉の細胞を正しく機能させるためにあるのが、ナトリウムイオンとカリウムイオンである
 
ということです。
 
 
 

 筋肉とナトリウム・カリウムイオンの関係性とは?

筋肉を動かすのは、
 
腱(けん)
 
と呼ばれる伸縮性に富んだ筋繊維の伸縮活動です。
 
つまり、腱が伸び縮みする時には、腱の細胞の伸縮が行われるということです
 
そして、腱に引っ張られる「ふくらはぎ」などの筋肉でも、運動に合わせて細胞の伸縮が行われていることになります。
 
したがって、
 
筋肉や腱の細胞において、伸縮運動を可能にしているのが、ナトリウムイオンとカリウムイオンである
 
つまり、
 
足がつる、あるいはこむら返りなどの筋肉の障害は、このナトリウムイオンやカリウムイオンが、正常に作動していない時にも起こる
 
という結論に行き着くのです。
 
 
※厳密には、カルシウムイオンやマグネシウムイオンによって主な収縮運動が行われており、それをサポートしているイメージです
 
 
ちなみに、これらの「イオン物質」は別名、「電解質」と言ます。
 
そして、ナトリウムイオンやカリウムイオンのバランス異常や機能不全のことを、まとめて「電解質異常」と呼びます。
 
もちろん、カルシウムイオンが不足してマグネシウムイオンとのバランスが崩れた場合も、電解質異常と言えます。
 
さて、長くなりましたが、ここまでが
 
「筋肉の動きと、ナトリウム・カリウムイオンの関係について」
 
の説明になります。
 
 

さいごに!

いかがでしたでしょうか?
 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
ここまでお読みになった方は、
 
「え?それじゃあナトリウムやカリウムも摂った方が良いのでは?」
 
と考える方もいらっしゃるかと思いますが、単純にそうではありません。
 
確かにスポーツ中にダラダラと汗をかいている時に足つりを頻繁に起こすのであれば、汗と共にナトリウムが放出されている可能性もあります。
 
ただ、ナトリウムは塩分が体内で変換されたものです。
 
日本食においてナトリウムが不足することは、ほとんどなく、むしろ摂りすぎの傾向にあります。
 
また、カリウムも色々な食品に含まれていますのでバランスよく食べていれば基本的には不足することはありません。
 
それよりも、たとえスポーツ中であってもカルシウムは不足していくので、やはり第一に考えることは、筋肉収縮に直結しているカルシウムを補給することです。
 
農林水産省が「不足気味である」と言っているとおり、多くの人がカルシウム不足に陥っています。
 
皆さんにも同じ結果が出るとは限りませんが、私自身はカルシウム・マグネシウムを補給して以来、足つりに悩む事が一切なくなりました。
 
したがって、足つりを解消させる一つの選択肢として参考にして頂ければ幸いです。
 

参照ページ(実感度が高い順)

  1. 「こむらくだ」(実感度が高く、かつ値段が安い)
  2. 「コムラナイト」(実感度はそこそこ、値段はやや高い)

 

■足がつる(こむら返り) 一覧■

糖尿病は、全身の血管を障害する血管病である。

http://hobab.fc2web.com/sub4-DM_neuropathy.htm より~
 糖尿病性神経障害
糖尿病は、全身の血管を障害する血管病であり、網膜症(注1)、腎症、神経障害、末梢血管障害などを来たす。  糖尿病の神経障害では、小径線維(冷感、灼熱感、痛みを伝導する、感覚線維)の方が障害を受け易い。    葉酸、ビタミンB12などの、ホモシステイン値を低下させるサプリメントは、糖尿病性神経障害(糖尿病網膜症)の発症リスクを、低減させる。
 1.糖尿病性神経障害  1).有痛性神経障害(painful neuropathy):夜間に左右対称性・遠位性に、激しい灼熱感を伴う自発痛(熱い砂の上を裸足で歩く感じ。足底部に強い。布団にわずかに触れたでけでも強い痛みを感じる)と、異常感覚(しびれ、熱感)が増悪する(Naチャネルを介するNaの流入が原因?)。  2).知覚鈍磨による足の問題:痛覚が鈍感になり、傷に気付くのが遅れる。  3).自律神経障害:めまい、たちくらみ、便秘、下痢、胸焼け、げっぷ、排尿傷害、インポテンスなど。
糖尿病性神経障害で、大径線維が構成する、運動神経が障害されることは、稀。 表1 糖尿病性神経障害と神経線維(日医雑誌第116巻・第11号1379頁の表2を参考に作成した)

 径  小径線維  大径線維
 構造  無髄線維  有髄線維
 太さ  細い  太い
 伝導速度  遅い  速い
 構成線維(機能)  表在感覚線維(温度覚、痛覚、触覚と振動覚の一部)  自律神経の節前・節後線維(平滑筋の調節、各種腺機能)  深部感覚線維(振動覚、位置覚、触覚の一部)  運動線維(随意運動)  筋紡錘からの求心線維(腱反射の求心路)
 障害時の症状や所見  異常感覚(足先や足底のピリピリ感、ジンジン感、しびれ感、冷感など)  高度の自発痛  温痛覚の障害  触覚の障害  各種自律神経症状(起立性低血圧、安静時頻脈、インポテンス、消化管の機能異常、膀胱障害など)  遠位筋の萎縮  脱力  深部覚の障害  触覚の障害  アキレス腱反射の消失  神経伝導速度の低下

 2.糖尿病性神経障害の臨床的特徴  1.感覚障害が優位  2.下肢の障害が優位で、上肢の障害は軽い  3.振動覚が早期から障害される  4.下肢の腱反射が早期から低下する  5.眼筋麻痺をしばしば生じる   6.自律神経障害をしばしば伴っている  (日医雑誌、特別号、糖尿病診療マニュアル、S49の表2を参考に作製した。)
糖尿病性神経障害により、末梢神経が障害され、知覚が鈍磨になると、外傷や感染を自覚するのが、遅れる。  糖尿病の高血糖状態では、好中球(多核白血球)の細胞質内に、ソルビトールが蓄積し、細胞機能、特に、殺菌能が低下する。糖尿病でも、1型糖尿病では、好中球の殺菌能が、低下する。
 3.糖尿病性神経障害の発症機序  糖尿病性神経障害は、代謝障害や血管障害が成因で、発症する。
 a).代謝障害  糖尿病では、高血糖の為、細胞内グルコース濃度が増加し、その結果、ポリオール代謝経路が亢進し、細胞内ソルビトール濃度が、増加し、神経組織に蓄積する。  細胞内に蓄積したソルビトールは、浸透圧作用により、細胞に浮腫を生じさせる。  神経組織に蓄積したソルビトールは、イノシトールを低下させ、神経細胞膜のNa+/K+-ATPase活性を低下させ、末梢神経の軸索が変性し、電気的刺激伝導が、遅くなる。
糖尿病では、糖化蛋白(終末糖化産物:AGEs)の産生が、増加する。ミエリン蛋白が糖化されると有髄深海の機能や形態が障害される。
 b).血管障害  血管障害により、神経内鞘の虚血や、血管収縮因子が上昇し、血流(血行)が低下し、神経線維が、脱落する。
グルコースからソルビトールが生成され、補酵素としてNADPHが消費される。血管内皮細胞から産生される血管弛緩因子NO(一酸化窒素)も、アルギニンからの産生にNADPHを要する。その為、ソルビトールが生成されると、NADPH消費を競合するNO産生が障害され、神経血流が低下したり、活性酸素が増加し、酸化ストレスが増強する。
なお、糖尿病性網膜症(糖尿病網膜症)は、糖尿病による高血糖の為、血中に飽和脂肪酸が増加し(高中性脂肪血症)、血小板粘着能が亢進し、網膜の血流が低下し(血行が悪くなる)、毛細血管閉塞や、点状出血が起こり、網膜症を発症する。  また、糖尿病性腎症は、糖尿病による高血糖の為、血中に飽和脂肪酸が増加し(高中性脂肪血症)、血小板粘着能が亢進し、網膜の血流が低下し、酸素不足の為、腎糸球体が硬化し(腎糸球体硬化症)、腎症を発症する。糖尿病性腎症では、微量アルブミン尿が現われる(午前中の随時尿など)。同時に尿中クレアチニン(Cr)値も測定し、尿アルブミン値が30~299mg/gCrなら、微量アルブミン尿とする(300mg/gCr以上なら、顕性蛋白尿)。微量アルブミン尿は、全身の内皮細胞障害のマーカーになる。
糖尿病では、毛細血管が障害される。  糖尿病の特徴的な病理変化として、毛細血管(微小血管)の基底膜(血管内皮細胞と実質細胞との境界)が肥厚する。  糖尿病で見られる、毛細血管の基底膜の肥厚は、(高中性脂肪血症により)血小板粘着能が亢進し、血流が低下し(血行が悪くなる)、毛細血管の微小循環障害が起こり、酸素不足になるのが、原因と想定されている。
糖尿病での毛細血管障害(糖尿病性細小血管症)は、毛細血管の基底膜が肥厚するのが特徴。  コラーゲンは、ブドウ糖(グルコース)とガラクトースが、ヒドロキシリジンと結合した糖蛋白。  糖尿病では、コラーゲンが糖化(グリコシレーション)され、糸球体基底膜、血管、末梢神経の糖化コラーゲンが、正常者に比し、2~3倍増加し、肥厚する。
 4.糖尿病性神経障害とポリオール代謝経路  ポリオール代謝経路では、グルコースが、アルドース還元酵素により代謝され、ソルビトール、更には、フルクトースが生成される。  グルコース(ブドウ糖)-(アルドース還元酵素:AR)→ソルビトール-(ソルビトール脱水素酵素:SDH)→フルクトース(果糖
インスリンは、GLUT4(心筋、骨格筋、脂肪脂肪細胞に発現)の発現を増加させ、細胞内へのグルコース(ブドウ糖)の輸送(取り込み)を増加させる作用がある。  インスリンの作用によらず、グルコースが受動的に流入する細胞では、グルコースが、ポリオール代謝経路により、ソルビトールやフルクトースに代謝され、細胞外に排出される。  糖尿病で、高血糖状態が続くと、細胞に流入するグルコース量が増加し、ポリオール代謝経路が亢進( アルドーズ還元酵素の活性が亢進)し、ソルビトールが、細胞内に増加する。他方、ソルビトール脱水素酵素(ソルビトールをフルクトースに代謝する酵素)の活性は、上昇しない為、ソルビトールが細胞内に蓄積し、細胞内浸透圧が上昇し、細胞内に水分が流入し、細胞が膨潤する。その結果、神経組織(神経細胞)の機能障害が生じ、細胞膜のNa+/K+-ATPaseが低下し、糖尿病性神経障害を起こす。
高血糖状態では、アルドース還元酵素(aldose reductase:AR)の活性が亢進し、ポリオール代謝経路の亢進が起こり、細胞内にソルビトールやフルクトースが蓄積し、糖尿病性細小血管症が発症する。  アルドース還元酵素の活性が亢進し、ポリオール代謝経路が亢進すると、細胞内にソルビトールやフルクトース(果糖)が蓄積し、浸透圧が上昇したり、Na+/K+-ATPaseが低下する。  神経細胞膜のNa+/K+-ATPase活性が低下すると、電気的刺激伝導が遅れ、糖尿病性神経障害を来たす:知覚神経が障害されると、痛みやしびれ、熱感などの症状が現われ、自律神経が障害されると、めまい、立ちくらみ、発汗異常、胃腸障害、あるいはインポテンスなどの症状が現われる。  アルドース還元酵素(AR)は、水晶体上皮細胞、網膜血管細胞、腎メサンギウム細胞、末梢神経のSchwann細胞に存在している。
酸化ストレスは、アルドース還元酵素が関与する、グルコースがソルビトールに変換される反応で、NADPHのNADPへの酸化を、亢進させる。
 5.糖尿病性神経障害と漢方薬  漢方薬は、糖尿病性神経障害を治療効果を現す生薬がある。  漢方薬は、糖代謝(血糖降下作用)、脂質代謝(脂肪分解抑制作用)、水代謝(利尿作用)などを改善し、糖尿病患者の神経組織(神経細胞)の代謝を改善し、糖尿病性神経障害に治療効果を現す。  漢方薬は、血液凝固抑制作用、血小板凝集抑制作用により、血栓形成を抑制し(抗血栓作用)、糖尿病患者の神経組織の微小循環を改善し、糖尿病性神経障害に治療効果を現す。  牡丹皮には、ペノールが含まれ、抗血栓作用がある。  附子(注2)には、アコニチンが含まれ、鎮静作用がある(糖尿病性神経障害による、しびれ、疼痛、冷感を改善する)。  芍薬には、ペオニフロリンが含まれる。  甘草には、グリチルリチンが含まれる。
糖尿病性神経障害は、ポリオール代謝経路の亢進(アルドース還元酵素活性の上昇)や、細胞膜のNa+/K+-ATPase活性の低下により、神経細胞機能障害が起こることが成因と言われる。  八味地黄丸は、細胞膜のNa+/K+-ATPase活性を上昇させる。  八味地黄丸、牛車腎気丸、疎経活血湯、桂枝加朮附湯は、アルドース還元酵素の活性を阻害する(赤血球等へのソルビトール蓄積を抑制する)。
注1:糖尿病性網膜症(糖尿病網膜症)は、緑内障と並んで、中途失明の原因として、多い。  原発開放隅角緑内障は、眼圧の上昇(21mmHg以上)の為、視神経乳頭陥凹が起きる。しかし、正常圧緑内障は、眼圧が上昇していないのに、緑内障性視神経乳頭陥凹が起きる。眼圧が正常なのに、視神経乳頭陥凹が起こる機序として、局所の循環障害(血行の悪さ)が、指摘されている。特に、傍乳頭網脈脈絡膜萎縮が、大きい程、正常圧緑内障の進行が早いと言う。恐らく、於血などは、局所の循環障害(血行の悪さ)を招いて、正常圧緑内障の発症に関連しているものと、推測される。  スタチンを長期間(23カ月以上)使用している患者は、緑内障の発症率が40%減少すると言う。開放隅角緑内障は、房水の排出が障害されるが、スタチンは、房水の排出を促進すると言う(これは、高脂血症で増加する過酸化脂質が、房水を混濁させている為かも知れない)。また、スタチンが、血管の閉塞を抑制し、血流を増加させる(血行を改善する)と言う。  いずれにせよ、緑内障と言う眼科的な病気は、於血などによる、血行の悪さが、根本原因なのかも知れない。
注2:附子(ぶし)は、キンポウゲ科トリカブトの根で、成分のaconitineには、強心作用がある。附子は、陰症の人(新陳代謝が低下した人、低体温の人、高齢者)に用いると、手足や身体が温まり、血色が良くなり、食欲が増す。  附子には、動悸、のぼせ、嘔気などの副作用がある。  附子(ぶし)は、過量に内服すると、中毒を起こす(心拍数増加、不整脈、拡張期心停止)。  附子には、鎮痛、抗炎症作用などもある。  附子は、グルコース(ブドウ糖)の酸化(解糖)を促進させ、グルコースから、乳酸の生成を促進させ、酸素消費量を増加させる。   参考文献  ・浦風雅春:合併症の症状で受診した患者 糖尿病診療マニュアル 日本医師会雑誌 特別号 第130巻・第8号、S48-S49、2003年.  ・赤沼安夫、他:[座談会] 糖尿病とその合併症-疫学から治療まで 日本医師会雑誌 第116巻・第11号、1371-1389、1996年。  ・豊田隆謙:糖尿病診療-理論と実際- No.9 慢性合併症の早期診断と発症予防 日本医師会雑誌 第118巻・第6号、TS-33~TS-36、1996年.  ・Medical Tribune Vol.37. No.51(2004年12月16日).  ・横田邦信:糖尿病における易感染性(質疑応答) 日本醫事新報 No.4151(2003年11月15日)、90-92頁.  ・持尾聡一郎:糖尿病性神経症障害の病態生理(質疑応答) 日本醫事新報 No.4173(2004年4月17日)、91-92頁.  ・松田博、井上哲志:小児糖尿病の細小血管障害 小児科 Vol.29 No.3、287-295、1988年.  ・石田俊彦:糖尿病性神経障害、日本医師会雑誌、第119巻・第3号、RK-681-RK-684、1988年.  ・松田邦夫、稲木一元:目でみる漢方治療、1.漢方薬を構成する主要な生薬、漢方治療のABC、日本医師会雑誌 臨時増刊、Vol.108 No.5、3-9頁、1992年(平成4年).  ・羽田勝計:尿中アルブミン量測定の意義、日医雑誌、第136巻・第2号、平成19(2007)年5月、JH-5-JH-8.