第495回 カンジダ菌の影響―カンジダ菌の簡易テスト
さて、今日はカンジダ菌についてです。以前からこのブログではことあるごとにカンジダ菌の紹介をしてきましたが、この半年ほど栄養カウンセリングを行っているクライアントさんの3人に1人がカンジダ菌の影響による可能性が高い状態であることが続いています。
自分が持っている悩みや症状がカンジダ菌の影響によるものかの判断は中々難しいといえますが、カンジダ菌による影響を改善するための最大の方法は、やはり生活習慣、食事内容の見直しと改善であることは間違いありません。これに薬の影響(ステロイドや抗生物質)もありますが。
ですから日常からカンジダ菌の状態がある程度把握できて、生活改善の目安をつくることができれば、症状の改善のためには大きな前進になります。
医療施設に出向き、便や血液検査をすることでかなりの確度でカンジダ菌の状態を把握することはできますが、毎日クリニックに行って検査することは実際的ではありませんね。
今日は、自宅ででお金をかけずに毎日できるカンジダ菌の自己判定テストを紹介します。
このテストはアメリカでは結構普及している方法ですが、検査結果の信頼性については便や血液には劣るものの、日常的なカンジダ菌の影響を確認する目安のテストとしては中々使えるとお思いますので、皆さんもぜひ試してみてください。そのうえで自分がカンジダ菌の影響を受けているかもしれないと感じたら、まずは食生活の改善見直しをしてみることと、詳細な検査をクリニックや病院にお願いしてみることです。
だ液による簡易カンジダ菌テスト
注:本検査はカンジダ菌(イースト菌)の繁殖状態を確認する簡便な検査ですが、目安として使っていただくものであり、詳細な確認は医療施設で便や血液を用いた確認検査を行うことをお勧めします
1、準 備
①起床後の早朝、透明なガラスコップに八分目ほどまで水道水を満たします。
②歯磨き、マウスウォッシュ、食事(飲み物を含む)をする前に、①のコップの中にだ液を入れます。
③3分おきに15分間コップの中のだ液を観察してください。
2、判 定
①健康な状態の場合
だ液は透きとった状態で水面に浮かび、時間の経過とともにゆっくりとにごり無く水に溶けます。
②体内でカンジダ菌が旺盛に繁殖している可能性のある場合
下の図のように、だ液にはにごりが見られ、時間の経過とともににごっただ液から糸状のものが垂れさがり、コップの底に沈みはじめます。
コップの水は時間とともににごりが濃くなり、場合によっては水の中ににごった粒状のものが見えることがあります。
第495回 カンジダ菌の影響―カンジダ菌の簡易テスト
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